NASとは何?NASでできることをわかりやすく解説

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自宅でホームネットワークを構築する際に、NASがあると非常に便利になります。では、NASとはいったいどのようなもので、どんなことが実現できるのでしょうか?ここでは、NASについてご紹介したいと思います。


NASとはネットワークにつなぐことができるハードディスク


NASはNetwork Attached Storageの頭文字をとったもので、文字通りネットワークに接続して使用することができるハードディスクのことです。




通常、ハードディスクはパソコンの内部に入っていたり、外付けハードディスクのようにパソコンに直接接続するものであったりしますが、NASはネットワーク(LAN)に接続していればアクセスしてファイルを保存したり取り出したりすることができます。


たとえば、外付けハードディスクに動画ファイルを保存していた場合、別のパソコンで見たいなと思っても外付けハードディスクをつなぎかえなければならず面倒です。しかし、NASであればwifiや有線LANでネットワークにつながっていれば、どのパソコンからでも簡単に見ることができるようになります。



写真や動画、テレビ番組、音楽を保存して一元管理できる


NASの容量は数テラバイト(TB)あるものが多く、たくさんのデータを保存することができます。たとえばビデオカメラで撮影した4分の動画(約500MB)の動画ファイルを2TBのNASに保存した場合、4000本のビデオ動画(266時間)が保存できます。


1枚10MBの写真であれば20万枚も保存可能です。動画や写真は容量が大きく、スマホ、デジカメに保存しておくとすぐにいっぱいになってしまうので、大容量のNASに保存しておくのが便利です。


2TBのNASに動画または写真を保存する場合の最大値

動画
(1ファイル:4分、500MB) 
266時間
写真
(1枚:10MB)
20万枚


特に、写真や動画、音楽などはいろいろな端末や機器の中に保存されたままになっていて、どこに行ったかをわからなくなりがちですが、NASに保存しておけば保存場所が1つになって管理がしやすくなります。




家族の思い出の動画や写真をNASに入れておけば、1つにまとまっているのですぐに取り出せて管理がしやすくなります。



いつでも好きな時にデジタル家電や端末から動画や音楽を再生できる


NASに保存した動画や写真、音楽はパソコンからアクセスできるだけではなく、テレビやステレオ・コンポからでも再生できるものがあります。また、家庭内だけでなく、外出先でNASに録りためたテレビ番組を見ることもできたりもします。





我が子の運動会で撮影したビデオ動画、成長過程を記録した思い出の写真などをNASに保存しておくことで、リビングのテレビでいつでも思い出の1ページを見ることができます。


また、録画したテレビ番組を自分の部屋にいながら、ゆっくりとテレビやスマホで鑑賞することもできます。NASに音楽を保存しておけば、スマホにいちいちコピーする必要もなくお気に入りの音楽を聞くことができるようになりますし、音質の良いコンポで再生させることもできます。


自宅でホームネットワークを構築し、NASにデータをまとめて保存すれば、TVやステレオなどのデジタル家電やパソコン、タブレットなどから自由にデータを再生することができるようになり、非常に便利になります。外出したくなくなるような我が家になること間違いなしです。