自宅で子供がネットを使う時間を制限するにはWi-Fiルーターを使おう

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子供が成長してくると、インターネットに接続できるゲーム機やスマホ、そして子供専用のタブレットやPCといった端末が増えていきます。最初のうちは決められた時間を守っていても、だんだんとネットに接続している時間が増えていってしまうのは困りものですよね。

スマホやゲームで遊んでいれば、大人としては手間が省けて楽にはなるのですが、反対に子供が勉強をしてくれなくて困るといったことや、目が悪くはならないか、SNSなどを通じて悪い影響を受けてしまわないかなど、心配ごとは増えていきます。

そこでおすすめなのが、Wi-Fiルーターを使ったネットへの接続時間帯を制限するという方法です。この方法を使えば、スマホやゲーム機、PCなどの端末ごとにインターネットに接続する時間を制限することができます。



ペアレンタルコントロール機能があるWi-Fiルーターを使う


インターネットに接続するための時間を制限するためには、ペアレンタルコントロールと呼ばれる機能が搭載されたWi-Fiルーターを使用する必要があります。Wi-Fiルーターであれば、どんな機種でもできるというわけではありません。

2LDKや3LDK以上に対応した家族向けの無線LANルーターに搭載されていることが多いです。




バッファローのルーターの場合


バッファロー製のWi-Fiルーターの中には、インターネットにアクセスできる時間帯を制限できる機能が備わっているものがあります。


ルーターの管理画面において、「アクセスコントロール」または「キッズタイマー」という名称で利用できます。下の画像は「アクセスコントロール」を使っていますが、「キッズタイマー」でも同様の操作で行えます。


日曜日から土曜日まで、1日24時間のうちでアクセスできる時間帯を、1時間単位で指定することができます。




利用時間帯の制限は、接続する端末ごとに設定することができます。たとえば、子供が使用するタブレットとゲーム機を登録し、それぞれが使用できる時間帯を個別に設定することが可能です。






NECのルーターの場合


NEC製のルーターの場合も同様の設定が可能です。設定画面は下の画像のようになっています。NECの場合、ペアレンタルコントロールは「こども安心ネットタイマー」という名称になっています。こども安心ネットタイマーは、安心して利用できる機能として日本PTA全国協議会の推薦を受けています

バッファロー製のルーターと違うのは、設定時間が30分ごとになっていることです。より細かく設定したいときにはNEC製のルーターが便利でしょう。設定操作も直感的でわかりやすいです。




NECの無線LANルーターの場合は、1週間の接続スケジュールを決めた後でも、一時許可や一時制限を加えることができます。例外的にアクセスの許可・非許可を設定できますので柔軟性があります。


[一時許可・一時制限の設定]



アクセス制限はPCやスマホ、ゲーム機など端末ごとに設定が可能です。1台ずつ個別に設定できますので、柔軟な運用ができます。



端末ごとに設定するにはMACアドレスを利用する


ペアレンタルコントロール機能を使うと、接続する端末ごとにアクセスできる時間帯を設定できるのが大きな魅力です。

そのためには、MACアドレスと呼ばれる識別番号を用います。MACアドレスは端末ごとに違った番号になっていて、世界にひとつとして同じものはありません。このため、MACアドレスがわかれば、それを使用している端末を確実に同定することができます。

MACアドレスはとても簡単に調べることができます。以下のページに方法をまとめていますので、ご参照ください。

パソコンやスマホのMACアドレスの確認方法



パソコンやタブレット、オンライン機能を利用するゲーム機に対して大きな効果を発揮


ルーターのペアレンタルコントロール機能を使うと、端末ごとにWi-Fiを利用したネットアクセスを制限することができるようになります。

メリットとしては、パソコンやiPadなどのタブレットからのネット接続や、オンライン機能を利用するゲーム機の使用を制限することができます。もし、子供がこれらの端末を使ってネットに接続しているのであれば、大きな効果を発揮するでしょう。

ただ、スマホについてはWi-Fiからのネット接続は制限できても、通常の回線(LTEや4G)を利用した接続は制限することができません。ルーターのアクセス制限は、あくまでもWi-Fiを通したネット接続に対して有効であることを覚えておいてください。



スマホでアクセスする時間を制限をするには?


スマホでネットへアクセスする時間を制限したい場合は、以下のような方法があります。

ペアレンタルコントロールアプリは有料のものが多く、月額課金されるのはもったいないですので、無料でできる(1)と(2)の2つのサービスを利用すると良いです。子供にこれからスマホを持たせようと考えているご家庭であれば、(3)のTONEモバイルのスマホを利用するというのも良いでしょう。月額1,000円~ですので、格安で利用することができます。


(1) 大手キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)のスマホを利用している場合


「あんしんフィルター」という機能が無料で利用できます(申し込みが必要となります)。アプリを使えない時間帯を曜日ごとに設定できたり、出会い系サイトなどの有害・不適切なサイトやアプリをフィルタリングしてくれます。子供の成長に合わせたおすすめの設定を自動でできるのも便利です。

ドコモ ソフトバンク au



(2) 格安SIMや格安スマホを使用している場合


格安スマホ(格安SIM)を利用している人は、Googleが提供しているGoogleファミリーリンクというアプリを利用すると良いです。無料でペアレンタルコントロール機能を利用することができます。もちろん、大手キャリアのスマホを使っている方も利用することが可能です。

注意事項としては、制限を加える子供のスマホはAndroidである必要があります。親が使うスマホはAndroidでもiPhoneでも問題ないです。

子供が使用するアプリの利用状況を管理する、スマホの利用時間帯を制限する、家族で過ごす時間や食事の時間、勉強の時間はスマホ自体を利用できないように端末をロックすることができます。さらに、GPSによる位置情報の確認ができます。

Googleファミリーリンク




(3) TSUTAYAのTONEモバイルを利用する


これから子供にスマホを持たせようと考えている場合には、TSUTAYAのTONEモバイルを契約するという方法もあります。子供が使うアプリを親が選べるだけでなく、利用する時間もアプリごとに設定可能ですし、時間帯で制限することもできます。

また、スマホのGPSによる現在位置の確認ができたり、ネットトラブルから守れるWEBフィルタリング機能も搭載されていたりします。

全国こども会連合や九都県市(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、横浜市、千葉市、さいたま市、川崎市、相模原市)が推奨しているなど、子供のことを考えて作られたスマホになっています。